今までの人生で、哲学書という哲学書は読んだことがなかったが、「奴隷の哲学者」というワードが気になり、読んでみました。
読んで感じたことは、「結局人の悩みは、時代は変わろうとも同じようなものなのだな」ということ。
「我々次第であるもの」と「我々次第でないもの」を区別して生きていきたい。
自分がどんなことで悩んでいるかと考えると、自分ではどうしようもできないことに、意味もなく悩んでいたなと感じたし、そのような思考に自分の時間を奪われていたようにも思います。
約2000年前の哲学者なのに、今の時代にも通じることばかりで、文明は発達したけれど、人間そのものは変わっていないのだなと思いました。
この本を手に取ったおかげで、他の哲学者にも興味が湧いてきました。
本を読むことで、先人たちが一生かけて築き上げたとも言える考えを知ることができ、自分一人では考え至らないことを知ることができます。
何度も読み返して、人生に対する考え方を見直していきたいと思える本でした。
コメント