『資金300万円で農FIRE』(水上篤/かんき出版)

 私は経済的自立を目指していますが、経済的自立を達成した後の生活についてイメージしていることが自分なりにうまく言語化できない中、私の漠然と抱くイメージと一番近い生き方について書かれていると感じた本です。

 私自身は、しがない勤め人で、ビジネススキルなど皆無だと感じており、著者のようなビジネス展開はできないだろうなと痛感しつつも、こういう生き方ができたらいいなと憧れを抱きました。

 昨今のコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、中国による台湾有事の懸念など世界情勢を見ると、今はいつ何が起きてもおかしくないような時代だと感じています。

 世界で起きるあらゆる事象は、このグローバル世界においては、日本で生きている私たちにとっても、決して無関係ではないと感じます。

 食料自給率が低く輸入に依存している部分が多い日本では、些細なきっかけで食糧難に陥るのではないかと考えることがあります。

 もしそのような事態になった場合に、お金を使ってしか食料を調達できない立場にある人は、すぐに窮地に立たされるのではないかと思うのです。

 田舎住みの私は、祖父母が畑をやっていたものの高齢となったため、耕作範囲も小さくなり、土地を持て余しているところもあります。

 そうした土地を将来有効活用し、自ら農作物を作り、完全とはいかないまでも自給自足に近い生活を目指していければと考えています。

 そんな私が、是非ロールモデルにしたいと思える内容の本でした。

 

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