他人時間ではなく、「じぶん時間を生きる」というのは口では簡単に言えますが、実践するとなるとなかなか難しいです。
特に印象に残ったのは、「転機における3段階」について書かれた章。
「転機における3段階」には、
第1段階 「終わらせる時期」
第2段階 「ニュートラルな段階(ニュートラルゾーン)」
第3段階 「次のステージを始める段階(再生期)」
があるといいます。
各段階の詳細については本書を読んでいただければと思いますが、人生100年時代となった現代において、もし私が100歳まで生きるとすれば、あと約60年の人生です。
定年(60歳なのか65歳なのか、はたまた70歳もあり得るかも?)まで今の会社で勤め上げても、30年から40年若しくはそれ以上の月日の老後が残っているわけです。
今の会社で定年年齢まで勤め上げたときに、自分にどんなスキルが残っているのか、何十年とある老後をどう生きていくのか、毎年定年退職されていく方々を見ていると、そんな考えが頭をよぎります。
それとともに、私はこのままこの会社で勤務し続けていていいのだろうか、と考えてしまうのです。
やはり組織人として生きていれば、自分の意に沿わない指示に従わなければいけない場面もあるわけで、そこで上司に反抗しては、仕事がうまく回っていかずジレンマを感じる場面は多かれ少なかれあると思います。
ほとんどの場合、自分の心を殺して、会社の方針に従って仕事を進めることになるわけですが、これこそ「他人時間を生きている」ことなのではないかと、本書を読んでハッとさせられました。
上司に「No」と言える選択肢を持つためにも、経済的自立は大切だと思います。
自分自身が経済的に自立している状態であれば、実際に会社を辞めるとまではいかなくとも、「No」と言える選択肢があるだけで、気持ちに余裕ができると思うのです。
だからこそ、私は会社に頼らずとも生きていけるスキルを身につけ、経済的自立を達成した際には、自分のやりたいこと、好きなことをして生きていきたいのです。
このブログを始めたのも、その一貫です。
SNSなどで垂れ流しの情報を浴びるばかりのインプットだけの人生ではなく、アウトプットで自分を表現していくこともやってみたいと思ったからです。
本書を読んで、改めて自分の目標・決意を見つめ直すことができました。
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